現在、多くの企業が掲げるCSR(企業の社会的責任)のリストには、「脱炭素」「プラスチック削減」「高齢者支援」といった言葉が並んでいます。
これらはもちろん重要な課題ですが、その一方で、「児童虐待」という切実な社会問題がCSRのメインステージに上がることは滅多にありません。
なぜ、企業はこの問題を避けるのでしょうか?
- 企業イメージ優先:児童虐待は極めて凄惨な問題であり、企業のブランドイメージとして「明るさ」や「クリーンさ」を求める広報戦略との相違がある。
- 解決の難しさ: 数値化しやすい二酸化炭素排出量などと比べ、虐待防止は成果が見えにくく、評価が難しい。
「稀な選択」が持つ、圧倒的な価値
しかし、この難問に挑み、この「痛みの深淵」に手を差し伸べる企業こそが、これからの時代に最も信頼されるのではないでしょうか。
例えば:環境を守る理由が「次世代のため」であるならば、その次世代を担う子供たちが、今この瞬間、安全を脅かされている現状を見過ごすことは、論理的に矛盾ではないでしょうか。
例えば:児童虐待は、将来的な貧困、教育格差、精神疾患、そして労働力の低下へと直結します。この問題に取り組むことは、社会の土台そのものを補修する、最も根本的な投資と言えます。
例えば:耳当たりの良い言葉だけでなく、解決が困難で、かつ深刻な問題にリソースを割く姿勢は、「本気で社会を良くしようとしている」という強烈なメッセージとなります。
今、児童虐待問題に対峙することは、企業の「覚悟」の証明になります。
当NPOでは、賛助・後援してくださる企業・団体を募集しております。